御祭神

神様のいわれ

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

木花咲耶姫命をお祭りしてある浅間神社は、普通、浅間さま、お富士さんとも申し上げています。山嶽を守る大山祇命の姫君である木花咲耶姫命は、その御名の如く、桜の花が咲き匂うような美しい姫君で、のちに日本を統治するために、高天原からお降りになった、天照大神の御孫の、天孫ニニギノ尊のお妃になられ、貞淑の誉れ高かった神様です。

今、霊山と仰がれている美しい富士山頂に祀られている浅間神社は、元宮幣大社浅間神社の奥の宮であります。昔から、お山は神々の鎮まります場所として神聖視され、人々は山嶽の霊気にふれて心身のけがれを祓って信仰を深め、神の御心に近づいて、その尊いめぐみを戴いてきました。

この木花咲耶姫命の鎮る霊峰富士に「六根清浄」を唱えながら登拝し、その山容に似た雄大な御神徳を仰ぐ浅間信仰に基づいて、各地に勧請奉斉されたのが浅間神社です。御祭神の御神徳は、安産・子育て・縁結びの守護神・防火の神として知られておるところであります。