縁結び

縁結び(良縁祈願)・子授け祈願の御案内

縁結(えんむす)び(良縁祈願(りょうえんきがん)

”縁結び”とは単に男女の仲を意味するものではありません。

もちろん男女の恋仲を執り持つ(とりもつ)ことも、大いな『むすび』の力の一つですが、他にも皆様にとって大切でかけがえのない友人知人との出会いや、良い師と巡り合う、良い仲間と巡り合う、良い仕事に就く、良い子に恵まれる……。など、こうしたあらゆる状況・事柄が幸せな”御縁(ごえん)”でいつも結ばれています様に…。私たちがいつも幸せに暮らせます様に…。互い互いがより良い素晴らしい発展のために結ばれますように…。
こうした結びつきの全てが”縁(えん)”といえるでしょう。

私達日本人はよく『このたびは御縁があって……。』と申します。
”御縁”とは人の目に見えないものですが、私達が関わる広く全ての”出会いや巡り合い=”御縁”がより良い方向へ結ばれます様に…。と、神さまの愛情に感謝し願う事が“縁結び”なのです。

神社には、縁結び/えんむすび(良縁祈願/りょうえんきがん・恋愛成就祈願/れんあいじょうじゅきがん・結婚成就祈願/けっこんじょうじゅきがん・夫婦円満祈願/ふうふえんまんきがん・家内安全祈願/かないあんぜんきがん)など様々な縁結びの御祈願があり、多くの方々が御参拝をされますが、これは神様の『むすび』の御神徳(ごしんとく)が縁のある方々を通し広く知られるところに依ります。

当社御祭神の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)さまは桜の花の化身と云われ、日本の象徴である世界遺産にも認定された富士山を御神体(ごしんたい)とします。
記紀神話(古事記・日本書紀)によればこの木花咲耶姫命さまは、山の神さまである大山祇命(おおやまつみのみこと)さまを父神とされ、後に縁あって稲穂の神さま・天孫/てんそん(御皇室の祖先)邇邇芸命(ににぎのみこと)さまと出会います。大変美しい姫神(ひめがみ)さまに一目惚れをされた邇邇芸命さまは、木花咲耶姫命さまと御結婚をなされ、そして三柱/みはしら(三人)の御子神/みこがみ(子供)にも恵まれました。

そんな姫神様がそっとあなたの背中を押して下さる様な…。良き御縁に巡り合う事が出来そうな…。
皆様にとって素晴らしい縁(えにし)がきっと結ばれます様に、真心を込めて御参拝をされ御祈願ください。

『かみさま。願いが叶いますように……。』

子授(こさず)祈願(きがん)

当社御祭神の木花咲耶姫命さまは、実は邇邇芸命さまと御結婚初夜で身ごもられたといわれています。
広さが八尋(やひろ)(とても大きい)もある出入口のない御殿(ごてん)(産屋)を作り、内側から土を塗り固めてからこの御殿に火を放ち、燃えさかる炎の中で御出産されました。日の中でも無事に元気な御子神(子供)を御出産された事から、火山である富士山にお奉りをされたのが浅間神社の起こりであるともいわれています。

生命とは人知の及ばない神秘からやってくるものです。新しい生命を”御縁”により授かり、お母さまのおなかにかけがえのない、かわいらしい生命がやどります様に、神さまに御参拝をされ御祈願ください。